「血圧が低い」とは?

低血圧=血流が血管を押す力が弱い状態
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 血液が血管内を流れる時、
 血管の壁には圧力がかかります。
 この圧力が「血圧」。

 「血圧が低い」とは、
 血流が血管を押す力が弱い状態のこと。

 血圧は、その人の
   「心臓のポンプ力」と
   「血管の柔軟性や広がりの良さ
 で違ってきます。

 心臓のポンプ力が弱いと、十分な血液が押し出せないので、
 血圧が下がります。

 また、血管壁にハリがなく、血管が広がると、
 血液が抵抗なく流れるので、
 血圧は低くなります。

 血圧が低いと、
 脳や手足など、心臓から遠い部分の血流が悪くなり、
 めまいや頭痛、冷え、むくみなどがおきやすくなります。

 脳への血流が乏しいので、活動が鈍り、
 朝起きられない、だるいといった不調もでてくるのです。

 また、胃腸などの臓器にも血液が行き渡らず、
 酸素や栄養が不足して働きが悪くなります。
 そのため、胃もたれや食欲不振、便秘につながります。

低血圧の代表的な症状
 ※自律神経の働きが悪い場合も同様の症状が現れます
 だるい、からだが重い、頭が痛い・重い、動悸・息切れがする、
 めまいや立ちくらみがする、便秘、冷えやすい、足がむくむ、
 胃もたれがする、食欲不振、朝起きられない



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対 策 日常生活の改善で低血圧の症状ははらくになる
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こんな工夫をするとgood!
 【血液の量を増やす工夫】
  水分をとる 
   水分が不足すると、血液の量が少なくなり、血管内の圧力が下がり
   低血圧症状が出やすくなるため。
  塩分をとる
   塩分が不足すると血液量が減り、血圧が下がりやすくなります。
   ただし、水分が十分ではない状態で塩分をとると
   むくみの原因にもなります。
 
 【交感神経を刺激する工夫】
  体に外圧を与える
   体に外側から圧力を加えることで、
   滞っている血流を改善することができます。
   交感神経が刺激され、血管の収縮が良くなって血圧が上がる効果も。
   入浴やシャワーも全身にお湯の圧力がかかるので◎
   熱い(40℃以上)シャワーを浴びるのは温度刺激にもなり◎
   皮膚に刺激を与えるのも同様の効果が得られます。
   (マッサージや乾布摩擦、頬や手の甲や腕の皮膚を軽くパンパンと
   たたくだけでもOK)
  体を動かす
   体を動かすことで、交感神経のスイッチが入りやすくなります。
   布団の中で、足の曲げ伸ばし、腕を上に伸ばして全身の伸び、
   肩を床から軽く上げ、おへそを覗き込む程度の軽い腹筋運動なども◎

 【血管の収縮をうながす工夫】
  カフェイン入りの飲み物を飲む
   カフェインには、覚醒作用と共に血管を収縮させる働きがあり、
   血圧の上昇を助けます。
   ただし、カフェインには利尿作用があり、
   水分を体外に排出してしまうため、
   カフェイン以外の水分を補給しないと、
   結果的に再び血圧を下げる原因となったり、
   むくみを誘発することにもなるので水分を別にとる必要あり。
   
 【疲労を回復させる工夫】
   バランスの良い食事を(たんぱく質をとる)
   冷えやだるさが気なる場合は、
   疲労を回復させる、卵や豆、魚、肉などのたんぱく質を積極的に。
   胃下垂気味で低血圧の人は胃もたれがおこりやすいので、
   よく噛んでバランスのいい食事を心がけると◎ 


このほかにも、
柑橘系の香りで血流を良くする、手足のつぼを押し血管の収縮を助ける、
軽くジャンプして筋肉を動かすことで血流を促進し交感神経の活性を図る
などなどの方法もあります。
また、朝ごはんを食べないと、胃腸が上手く働かず、体内への水分吸収も
うまくいかなくなるなど、朝食も大事です。


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低血圧の症状がでやすいのはこんな時
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 血圧は、気温など環境によって変わるもの。
 血圧が下がりやすい時を知っておくと、
 上手に対処することができますね。
 ということで、まとめてみました。





◆春から夏にかけて
 あたたかくなって気温が上昇すると、
  皮膚などの細かい血管が広がって、血圧が下がりやすくなります。
  またこの季節は、汗をかくことで体内の水分が失われ、
  血液量も少なくなります。
  それによって血管への圧力が低くなり、血圧が下がります。

 ◆夜更かしが続いたとき
  過度の活動状態が続くと、
  交感神経(自律神経のうち、活動を司る神経)の働きが落ち、
  作用が低下します。
  それによって血圧が下がりやすくなります。

 ◆多忙が続いたあと、一段落したとき
 忙しい時は交感神経がフル活動して、血管は収縮状態になっています。
  ところがひと段落して一気に緊張がゆるむと、血管が拡張して、
  血圧が下がります。
 「たまった疲れが出た」と思う症状も、低血圧状態からおきていることも
  少なくありません。

 ◆食事のあと
 食後は食べ物を消化するために胃腸に流れる血流量が増えます。
  それによって脳への血流量が減り、血圧が下がったり、
  低血圧の症状がでやすくなります。
  逆に食事中や食事の直後は血圧は上がっています。

 ◆気持ちが落ち込んだ時
 落ち込んだ気分の時は、活動性が落ち、交感神経があまり作用しない
  状態になります。
  それにより血管が広がったり、十分収縮しなくなり、
  血圧が下がりやすくなります。

 ◆汗をひどくかいたとき
 汗をかくと、体内の水分が失われて血液量が少なくなるため、
  血圧が下がります。
  また、汗からは塩分も失われますが、塩分が足りないと、
  水分を体内に上手く吸収することができないため、
  大量に汗をかくといっそう血圧が下がり、低血圧の症状が強まります。

 ◆風邪のとき
 風邪をひくと、発熱による発刊や下痢などで水分が失われ、
  脱水による低血圧が起こりやすくなります。
  風邪のあとに感じるだるさは、この低血圧状態からおこることも
  多いのです。

 ◆鎮痛剤や睡眠薬を飲んでいるとき
 鎮痛剤や解熱剤を連用したり、睡眠薬や精神安定剤を飲んでいると、
  低血圧の症状がでやすくなることもあります。
  これらは「中枢神経抑制薬」ともいわれ、
  交感神経の働きを抑制するので、血圧が下がりやすくなるのです。

 ◆生理のとき
 経血が排出されることで血液の量が少なくなり、
  血圧が下がって低血圧の症状がひどくなることがあります。

 
 <低血圧のセルフチェック> 
血圧計がなくてもチェックできる方法があります!

 血圧が低いと、
 起き上がったときに脳に十分な血流を送りきれず、
 めまいやふらつきが起こりやすくなるので、
 横になると、脳と心臓の高さが同じになり、
 脳に血液が流れやすくなります。
 横になって症状が楽になる、または起き上がると症状が出る
 ようなら、低血圧の可能性があります。
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