『膝に水がたまる』ってどういうこと?

a0135463_84073.jpg膝に痛みがあると、よく
「膝に水がたまっている」
などという言葉を聞くことがあります。

そもそも、「水がたまる」とは
どんな状態なのでしょうか?
なぜ水はたまるのでしょうか?


炎症を抑えるために水はでてくる

水がたまるというのは、
そのたまっている関節内に炎症がある証拠なのです。

自己防御作用とでもいいましょうか、
その炎症を少しでも抑えよう(冷やそう・滑りを良くしよう)
とするために身体は膝に水をためるのです。

関節液(=水)は、
関節の滑りを良くするとともに、
関節軟骨に栄養を与える液体で、
正常では関節軟骨表面を潤すだけの少量ですが、
関節の中に炎症が起きると、
過剰に産出される結果、関節水腫(水がたまった状態)
となります。

こうなると関節を包む袋(関節包)が圧迫されて
膝を曲げる際に痛みを感じます。
これがいわゆる「水がたまった状態」なのです。

膝に水がたまったから痛いのではなく、
もともと原因(炎症)があるから水がたまり、
その結果、痛みを感じるのです。


炎症を抑えようと
  過剰に産出された水がたまると痛みを感じる


a0135463_8575748.jpg膝に水がたまる代表的疾患は、
『外傷性の損傷』『変形性膝関節症』『慢性関節リウマチ』『痛風』『偽痛風』『化膿性関節炎』などがあり、抜いた関節液の性状を検査することによって関節水腫の原因を診断するのに役立ちます。

正常な関節液は水様透明、色調は無色から淡黄色です。

◆炎症別関節液の特徴◆
 ・慢性関節リウマチ 黄白色が強く、黄土色に混濁していることがある。
 ・変形性膝関節症 黄緑色、透明
 ・痛風        白く混濁することがある
 ・外傷性の損傷  血性で、時間がたっているときは褐色。
             骨折がある場合はオイル状のものが浮く
 ・化膿性関節炎  灰白色で、進行すると膿状になる

色の他には注射から一滴たらしたときに分かる関節液の粘りけも一つの指標になります。
その粘りけの主なものはよく言うヒアルロン酸です。

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接骨院では水を抜く必要性の有無を判断します
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接骨院では、病院と違い、
注射も関節液の観察もできませんが、
痛みが発生した状況や現在の症状
(腫れ、赤み、痛み方、動き、各種徒手による検査)
からその水を抜く検査等の必要性の有無を判断します。

体にとって必要ででてきた関節液ですから、必ずしも抜かないほうがいいケースも多々あります。
また、抜いて圧迫から開放され一時的に楽になっても、そもそも炎症が起きた原因が改善されていなければまた水はたまります。

水を抜くと癖になるとよく言いますが、水を抜いても、症状があれば、炎症が残っていれば、当然また水はたまっていくのです。
その後の処置というものが非常に大事なんですね。
そして、同じことを繰り返さない為に、原因となる動き、動作の改善を行うことができればなおいいでしょう。


より具体的な処置や解説についてはコチラ
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by karadanet | 2009-06-10 08:54 | ◆膝痛