『むくみ』の正体は?

『むくみ』とは
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a0135463_8401711.jpg血管外の細胞と細胞の間に余分な水分がたまった状態

のことです。

体内では、まず、
心臓から送り出された血液は、動脈を通って全身をめぐります。
このとき、血管壁から酸素や栄養素を送り届けます。

その後、水分は静脈へと戻っていくのですが、
静脈の流れが悪いと戻りきれず、余った水分が
「むくみ」となってたまるのです。
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水分の90%は静脈に戻りますが、
残りの水分と余った栄養分、老廃物などはリンパ管を通じて運ばれます。
むくみは、このリンパの流れが悪くても起こります。


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   こんな人がむくみやすい
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筋肉量が少ない
  筋肉量の少ない人は、余分な水分を押し戻す力(筋肉のポンプ力)が
  弱く、そのためむくみやすい。
運動不足
  運動不足により、筋肉量の不足で上記のようなことがおこったり、
  水分を心臓に戻す通路である静脈やリンパ管が十分に働かなく
  なったりしてむくみを引き起こします。
ストレスをためやすい
  ストレスによって、血管が収縮し、血流が滞るため、
  余分な水分がたまりやすくなります
低血圧
  もともと心臓から血液を送る力が弱く、押し戻す力も弱いため、
  水分が戻りにくくなります。
◆ダイエット中
  極端なダイエットは、血管内のたんぱく質を減らします。
 たんぱく質には水分をひきつける作用があって、
 少なくなると血管外へと水分が出てしまうのです。
◆妊娠中
 女性ホルモンのバランスが大きく変化し、むくみがあらわれやすくなる。
◆更年期
 女性ホルモンの分泌が急激に減り、
 ホルモンバランスが乱れてむくみに。
 他にも冷えやのぼせなど、様々な症状も起こります。

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   こんな時にむくみは起こる
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立ちっぱなし、すわりっぱなし
  同じ姿勢を続けていると、ふくらはぎの筋肉を動かさないので
  血液を心臓のほうに押し戻すポンプが働かず、
  余分な水分がたまります。
ハイヒールを履いたとき
  ハイヒールや足を締め付ける靴を履くと、
  足の筋肉が緊張して硬くなり、筋肉のポンプ作用が
  働かなくなります。
  そのため、静脈の血液を押し戻す力が弱くなり、
  水分が滞ります。
冷えたとき
  冷えると血管が収縮し、血液が滞りがちになります。
  心臓に血液を押し戻す力も弱くなり、余分な水分がたまるように。
  さらにリンパ管は冷えると動きが鈍くなるため、むくみやすくなります。

水分をとりすぎのとき
  余分な水分は最終的に腎臓でろ過されて尿として排出されます。
  ところが、水分をとりすぎると、
  腎臓がオーバーワークになってしまい、排泄しきれません。
  (つまり腎臓の働きが弱くなってもむくみます)
  
  「のどの渇き」を感知する脳の「渇中枢」は、
  血管内の水分量に対して働き、
  血管外の、細胞の間に出てしまった水分は感知しない。
  このため、余分な水分が体にたまって(=むくんで)いても、
  のどが渇いて水分をとりすぎてしまい、むくみを助長します。

水分をとらなすぎのとき
  あまり汗をかかない、のどが渇かない、
  という人はこのケースが考えられます。
  
  人は毎日吐く息で1リットル、排泄で1リットル、汗で1リットル未満程度
  もの水分を対外に排出するのです。 

  ですからその分は補う必要があるのですが、
  水分をとらなすぎて体に必要な十分な水分量が得られない場合、
  体は生命活動維持のために外に水分を排出しないようにと働くため、
  汗をかきにくくなったり、のどの渇きを覚えにくくなったりします。
  これは、老廃物が外に出されないなど体内の循環を悪くし、
  結果的にむくみを生みます。
  ですから「むくむから飲まない」はNG!

カフェインをとりすぎのとき 
  カフェインの入った飲料をとりすぎる場合にも同様に
  からだが水分を外へ出さないよう働きます。
  カフェインは利尿作用が働くので逆のような気がしますが、
  その作用で体外に水分が排出されると生命活動にとって危機
  であると脳が感知するため、
  かえって水分を体に貯えてしまうのです。
  詳しくは水とからだ(click!)でもふれています。

寝不足、疲れがたまっているとき
  寝不足や疲れがたまった状態が続くと、
  細胞に二酸化炭素や疲労物質などがたまり、
  酸素が不足します。
  そのため、より酸素を循環させようと血管が拡張し、
  血流量が増えます。
  それによって供給される水分量は多くなりますが、
  静脈を通して戻す水分量が追いつかず、
  余分な水分がたまりやすくなります。
  
飲酒の翌日
  アルコールを飲むと顔が赤くなることでも分かるとおり、
  血管が広がります。
  広がった動脈の壁から多くの水分が出る一方で
  静脈を通して戻す水分が追いつかなくなるため
  体内に水分がたまってむくみやすくなるのです。
塩分のときりすぎ
  塩の主成分であるナトリウムには、
  一定の水分をひきつける性質があります。
  そのため、塩分をとりすぎると、
  体内に水分がたまることになります。
暑いとき
  暑いときは血管が広がって
  動脈の壁からよりたくさんの水分が外に出ます。
  塩分を取りすぎると水分方にないにたまることになります。
体を締め付ける服装をしている時
  水分を心臓に戻す通路であるリンパ管や静脈は、
  体の表面近くにあります。
  締め付ける服を着ていると、この流れが阻害されてしまい、
  余分な水分がたまりやすくなります。
生理前
  女性ホルモンには、ナトリウム蓄積作用があります。
  ナトリウムには水分を溜め込む性質があるため、
  女性ホルモンのバランスが急激に変化する生理前は、
  むくみがおきやすくなります。
  このむくみが生理中や生理後まで持ち越されることも。

むくみ対策については次ページ(click!)
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